パワハラ対策研修

実際に現場でパワハラ対策・事後個別研修をしている講師が担当する研修です。

研修の目的

通称「パワーハラスメント規制法」が2019年5月に成立しました。大企業は2020年6月、中小企業は2020年4月からパワーハラスメント防止措置が義務付けられています。
今まではパワーハラスメントについて法的根拠がありませんでしたが、これからの時代は規制法に準じた組織にしていく必要があります。
もちろん、既にハラスメント研修を実施している企業様も多いでしょう。そのため「ハラスメント研修は行っています。何がハラスメントなのか社員は良く知っています」と仰る方ばかりです。
しかし、弊社が現場に落とし込んだ事例や注意ポイントをワークやレクチャーでお伝えすると「初めて知った」「もやもやしていたことがわかった」「そうやって考えればいいのですね」という感想をたくさん伺うのが実情となっています。

メンタル・リンクの講師は日頃から、パワーハラスメントの行為者になった方・それに近い行為をしてしまった方への個別研修も行っています。実際に現場でハラスメント対策をしている講師だからこそ、実践的な内容になっております。


研修の3つのポイント

POINT 01

業務上必要な指導とパワハラの線引きができる

メンタル・リンクの研修や、各企業で相談を受けている中で、パワーハラスメントを行ってしまう方の特徴が3つあると分析しています。
1.知識が定着していない
2.自己理解ができていない(感情コントロールができていない)
3.コミュニケーションパターンが単一
本研修では、まずはハラスメントを行うことによる企業と個人への影響や、定義・具体的事例を理解していただきます。そのうえで、自分がどんなパワーハラスメントをしてしまうのかを心理テストで知っていただき、自己理解を促します。
後半は叱り方のロールプレイを通して、パワハラにならない上手な叱り方・日ごろの指導のポイントや、部下との信頼関係づくりについて実践で学んでいただきます。これにより指導とパワハラの適切な線引きができるようになります。

POINT 02

部下・同僚との適切な関わり方を体験的に理解できる

ハラスメント対策研修は、職場で健康的・生産的に活躍できるよう育成する研修でもあります。
ハラスメントの対策をしていくことで「対話によって双方を理解できる場面」が生まれます。それによって誤解がとけたり、仕事をしやすくなることもあるでしょう。
ハラスメントを恐れて表面的なことしか言わない、一見優しいだけの組織を作っても意味がありません。ときに支え合いときに厳しくもある、心理的安全性の土台のもと建設的なやりとりができるような、社員同士が適切なコミュニケーションをとれる方法について学んでいただきます。

POINT 03

研修内容を職場活性化に繋げる

弊社のパワーハラスメント対策研修は、最終的に職場のコミュニケーションを活性化させ、生産性の高いチーム作りを目指すことをゴールにしております。
2016年にGoogleが発表したように生産性の高いチームのキーワードは「心理的安全性」です。この心理的安全性を保つためにもハラスメント対策が必要になります。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授は、「組織の成功循環モデル」でビジネス活動の「結果の質」を高めるためには、「関係の質」を高めることが重要であると訴えています。関係の質は一見数字には表れないのですが、職場の人間関係はハラスメント防止・メンタルヘルス不調の予防にもつながる大事なキーワードです。

カリキュラムの例

お客様の課題に合わせてオリジナルのカリキュラムをご提供します。
なお、新ガイドラインでは、「感情コントロール」を研修等で行うことも推奨されています。基本編を受けたのちに、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングである、アンガーマネジメント研修を合わせて受講してもらうとより効果的です。

パワーハラスメントとは
  • 理解度確認ワークシート
  • 企業と個人への影響(データ、法改正のポイント)
  • パワハラとは(定義・具体的事例)
  • パワハラに該当しないもの(グレーゾーンの見分け方)
  • 自分がどんなパワーハラスメントをしてしまうのか、心理テストで理解する
職場活性化コミュニケーション
  • パワハラが発生する職場の特徴
  • マネジメントにおける叱る目的
  • 叱り方のロールプレイ
  • 心理療法にもとづくパワハラにならない上手な叱り方と日ごろの指導のポイント
  • 信頼関係づくりチェックリスト

お客様の声

ハラスメントについての認識が間違っていたことに気づいた。毎年会社で研修を受けていたが、今回はじめて先生の話を聞いてハラスメント対策とはどういうことなのか理解できた。

今までたくさんの講師の方にハラスメント対策研修をお願いしましたが、これほど学びが多かった研修はありませんでした。ありがとうございました。

パワハラやセクハラ等に該当するかどうかや、部下への指導の仕方等、今まで知らなったことについて、ご教示いただき、大変参考になりました。

講師紹介

公認心理師/シニア産業カウンセラー

宮本剛志

株式会社メンタル・リンク 代表取締役社長
教育関係の企業(ベネッセグループ)で事業所や相談室の責任者を経験。その後、カウンセラー・研修講師として独立。研修・講演は年間約155回、カウンセリングは年間のべ275人。
複数の組織でハラスメント防止委員会の委員を務めるなど社外でも活動している。「怒る上司のトリセツ(時事通信社)」「週刊ダイヤモンド(2020年5月16日号)」など書籍・メディア掲載も多数。

導入までの流れ

1
お問い合わせ

まずはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2
ヒアリング

研修を担当する講師が直接貴社の課題や状況を伺います。

3
ご提案・ご発注

お伺いした課題に合わせて貴社に最適な研修プログラムをご提案いたします。
実施のイメージがしやすいように、細かくご説明するように心がけております。

4
研修

弊社代表の宮本が研修を担当します。
対面はもちろん、オンライン研修にも対応しております。

5
フィードバック

研修のフィードバックをいただき、必要に応じて再度ご提案をさせていただきます。

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