心理的アプローチによる、怒りの感情をコントロールすることでパワハラを防止する研修プログラムです。
大企業は2020年6月から施行、中小企業は2020年4月から施行された、通称「パワーハラスメント規制法」。かつての日本は職場での罵詈雑言など日常茶飯事でしたが、今ではパワハラを許してはならないという認識が社会全体に広まっています。
各企業様から寄せられるお悩みとして、「毎年パワハラ対策研修をやっても、やってはいけない例をただ伝えるだけになってしまう」「参加者から『そんな冷静に考えられない』『裁判事例は極端でそんなことしない』と言われてしまう」という声を多数いただきます。
やってはいけないことだけ伝える「べからず集」の知識だけでは、パワハラは防止できません。なぜなら、パワハラの行為者は自分の怒りや苛立ちといった感情に振り回されており、冷静さを失っているからです。
根本的なパワハラ防止・撲滅を目指すのであれば、管理職・リーダークラスに「アンガーマネジメント(怒りの感情のマネジメント)」を習得していただくのが、一番の近道といえます。
厚生労働省が示している新ガイドラインの中で、感情コントロールの必要性が明記されていることはご存知でしょうか。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の調査によると、パワハラ加害者の約85%がイライラしていることがわかっています。つまり、アンガーマネジメントで怒りの感情をコントロールすることができれば、パワーハラスメントを無くしていけるということです。
よくあるハラスメント防止研修では、怒りの感情を否定するような論調のものもよく見受けられますが、本研修は主に「怒る側・叱る側」の気持ちに焦点を当てています。
怒りの感情を一切持たない人などいませんし、感情を持つこと自体は悪ではありません。だからこそ誰もがパワハラ予備軍になりうるという前提のもと、怒りの心理を知ることから研修を勧めていきます。
組織の中では、ハラスメントをしてしまった管理職が、実はさらに上の経営層からハラスメント被害を受けていた……という連鎖構造も珍しくありません。
本研修では、怒る人も怒られる人も尊重し上手に伝わる「アイ(I)・メッセージ」についても学んでいただきます。上司の怒りによる部下への影響、理不尽な怒りに向き合う方法など「怒る上司のトリセツ」もお伝えしていくので、人間関係のストレス減少に役立てていただけます。
怒りの許容や苛立ちの軽減ができるようになれば、ストレスからなるハラスメントの連鎖を断ち切ることができるはずです。
お客様の課題に合わせてオリジナルのカリキュラムをご提案します。
パワハラ対策にアンガーマネジメントが必要な理由 |
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アンガーマネジメントについて理解する |
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怒りについて理解する |
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アンガーマネジメントのテクニック |
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アンガーマネジメントによる上手な叱り方 |
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怒りの上手な受け止め方 |
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これまでいろいろな自己分析やコミュニケーション技術などから「自分を知る」ということを学んできましたが、怒りの感情に特化した面から自分を知るということを学び、自分にはまだまだ死角があるのだと強く認識しました。また、怒りのマネジメント手法や健全な職場作りのための手法は、即実践できる内容で早速取り入れていこうと思いました。有用な研修でした。
本講義を聞くことで自身を見直すきっかけとなりました。アンガーコントロールを通じて様々な問題解決につなげられそうです。ありがとうございました。
面白い研修だった。この研修は単に怒りやすい人だけが受講するよりもチームや組織全体で受講することでより効果的になるものだと感じた。
株式会社メンタル・リンク 代表取締役社長
教育関係の企業(ベネッセグループ)で事業所や相談室の責任者を経験。その後、カウンセラー・研修講師として独立。研修・講演は年間約155回、カウンセリングは年間のべ275人。
複数の組織でハラスメント防止委員会の委員を務めるなど社外でも活動している。「怒る上司のトリセツ(時事通信社)」「週刊ダイヤモンド(2020年5月16日号)」など書籍・メディア掲載も多数。
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研修を担当する講師が直接貴社の課題や状況を伺います。
お伺いした課題に合わせて貴社に最適な研修プログラムをご提案いたします。
実施のイメージがしやすいように、細かくご説明するように心がけております。
弊社代表の宮本が研修を担当します。
対面はもちろん、オンライン研修にも対応しております。
研修のフィードバックをいただき、必要に応じて再度ご提案をさせていただきます。