ハラスメント相談対応研修(被害者・行為者対応)

相談担当者が安心して相談対応に当たれるようにするための、相談員スキルアップ研修プログラムです。

研修の目的

相談員が安心して相談対応に当たることができるようになるための、相談員スキルアップ研修プログラムです。
ハラスメント問題は職場の生産性や雰囲気に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
本研修は、ハラスメント相談対応の実務経験を持つ講師が、相談員の役割と具体的な対応方法を指南します。

カリキュラムではハラスメントの種類や影響、被害者や行為者とのコミュニケーション方法、そして実際の事例を用いたロールプレイを実施。
さらに、最新のハラスメント情報も提供します。この研修を受講することで、相談員は職場のハラスメント問題の実態を正確に把握し、被害者や行為者への適切なアドバイスやフォローアップ方法を学ぶことができます。
職場内の信頼関係の構築や再発防止に貢献するスキルを身につけることが期待されます。
相談員だけではなく、人事担当者・管理職にもお勧めです。

研修の3つのポイント

POINT 01

相談員が日頃から気になる社員を見つけ声をかけられるようになる

ハラスメント相談は、相談者との信頼関係が非常に重要です。多くの人は悩みを打ち明けることに抵抗感があり、心を開くことは難しいものです。
このセクションでは、導入時に相談者の心を掴み、安心して悩みを話せる環境を作るための対応技術を学びます。

POINT 02

相談員のヒアリング力が上がり、実態をつかむ能力を身につけることで、安心して相談対応に当たることができるようになる

ハラスメントの疑いが持たれるケースは多様です。そのため、事実を正確に把握するためのヒアリングが求められます。
このセクションでは、被害者の言葉から真実を見極めるためのヒアリング技術と、ハラスメントの判断のポイントを学びます。

POINT 03

行為者の改善のきっかけを作ることができるようになる

ハラスメントの問題を解決した後も、再発を防ぐためのアドバイスやフォローアップが重要です。
このセクションでは、被害者と行為者双方への適切なクロージング方法と、再発防止のためのアドバイス方法を習得します。

カリキュラムの例

お客様の課題に合わせてオリジナルのカリキュラムをご提案します。

ハラスメント発生による組織への影響(データに基づいた解説)
  • 職場の雰囲気が悪くなる
  • 生産性低下
  • メンタルヘルス不調増加
  • 退職者増加
被害の実態(データに基づいた解説)
  • 職場の3大ハラスメントは潜在的な被害者が多い
  • 「被害者の大半が相談しない」事実をもとにした環境づくり
目指す相談体制・相談員像
  • 日頃から話しやすい相談員になるための3つのポイント
  • 気になる社員の見つけ方、声かけ法、心理学の法則による正しい態度
  • 「相談が多い=悪い 相談が少ない=良い」は誤り
相談員が知っておくべきハラスメント・メンタルヘルスの知識
  • 判断時に迷うポイント(職場の3大ハラスメント)
  • 相談員が間違いやすいポイント(職場の3大ハラスメント)
  • 被害者、行為者ともにメンタルヘルス不調の可能性あり
    (職場の3大ハラスメント・・・セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント又介護に関するハラスメント)
  • ※2020年6月施行の法改正に基づいた職場の3大ハラスメントの解説書を提供します。
相談員が身に付けておきたい聴き方
  • 相談の失敗は開始直後の傾聴力不足
  • 傾聴とは(理論背景・基本的態度)
  • 2つのきき方体験(ワーク)
  • 相談場面で必要な傾聴の具体的スキル(ワーク)
ハラスメント事例によるロールプレイ
  • 相談員の心構え
  • 事例をもとに相談員・被害者・フィードバック担当者役を体験
  • 事例をもとに行為者ヒアリングを体験
  • ※実務で使えるヒアリングシート、傾聴チェックシートを提供します。
行為者・加害者指導面談
  • 「行為者=パワーハラスメント加害者」の前提は危険
  • パワーハラスメント認定がなくても行為者に指導は必要
  • 行為者・加害者指導時の心構え
  • ※行為者・加害者がハラスメントやその疑いのある行為をせず、健康的で生き生きとしたチームを作ることができるような改善プランのご相談を受けることもできます。

講師紹介

公認心理師/シニア産業カウンセラー

宮本剛志

株式会社メンタル・リンク 代表取締役社長
教育関係の企業(ベネッセグループ)で事業所や相談室の責任者を経験。その後、カウンセラー・研修講師として独立。研修・講演は年間約155回、カウンセリングは年間のべ275人。
複数の組織でハラスメント防止委員会の委員を務めるなど社外でも活動している。「怒る上司のトリセツ(時事通信社)」「週刊ダイヤモンド(2020年5月16日号)」など書籍・メディア掲載も多数。

導入までの流れ

1
お問い合わせ

まずはお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

2
ヒアリング

研修を担当する講師が直接貴社の課題や状況を伺います。

3
ご提案・ご発注

お伺いした課題に合わせて貴社に最適な研修プログラムをご提案いたします。
実施のイメージがしやすいように、細かくご説明するように心がけております。

4
研修

弊社代表の宮本が研修を担当します。
対面はもちろん、オンライン研修にも対応しております。

5
フィードバック

研修のフィードバックをいただき、必要に応じて再度ご提案をさせていただきます。

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